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取り急ぎ、初回キベラクションのご報告

先月末に初のキベラクション開催のため、ケニアに行ってきました。
結果から先に言ってしまえば、大成功だったと言って問題ないと思います。

機材の持ち込みは色々と苦労しましたが、裏ワザなども使用してなんとか無事に全ての機材を寄付することができました。
寄付した機材は、一眼レフカメラ8台、アクションカメラ(GoPro)1台、ジンバル1台、三脚1台です。

開催初日はカメラの使い方講座と練習に費やし、次の日にいきなり全員で1本の映像作品を撮るという少々強引なプログラムで実施しました。

ここでキーポイントになるのが、初日に実施したディスカッションです。

Letter From Kibera」の僕のセリフでも出てきましたが、僕からみんなに与えたテーマは「カメラを寄付してくれた人への感謝」です。
これに沿ってディスカッションしてもらい、参加者11人でどんな映像を撮るべきか、内容やプランを考えてもらうことにしました。

これは頭の中で考えている内容を映像として撮る難しさと、上手く表現できた時の楽しさを同時に経験してもらうことが狙いでしたが、テーマが具体的過ぎたため、「どんな感謝の言葉がいいか?」ということが話題の中心になってしまいました。

本当は口出すつもりはなかったのですが、このままではビデオレターになってしまうと思い、以前キベラスラムで撮ったSHIFT80の映像を見てもらい、言葉やセリフはなくても、抽象的に何かを伝える方法を説明してからは一気に議論が加速。
たった15分で台本を完成させたことは本当に驚きでした。

その様子を見て、僕は彼らのカメラ技術の先にある「クリエイティブの原石」を確信しました。

彼らが考えて、彼らが撮った映像とこの旅のご報告は追って発信します。
取り急ぎ、彼らが期間中に撮った写真と簡単なご報告まで。

池谷 常平

1981年東京都八王子生まれ。キベラクション発起人の内のひとり。元雑誌のライターであり、元クラブイベント主催など、意外と色々なことを経験して、今は映像制作にどっぷり。いつも同じボーダーTシャツを着ていることをよく揶揄されるが、本人は至って真面目。趣味は旅行とゲーム。好きなお酒はレモンサワーとマリブコーク。

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