カメラ寄付 #06 横山仁美さん
アフリカにどっぷり浸かった人生を歩んできたという横山さん。
ジンバブエの日本大使館やアフリカの開発協力の仕事を経て、現在はご自身で出版社を立ち上げました。
今年、大学生時代から思いを馳せていた偉大なボツワナの作家であるベッシー・ヘッドの作品「雨雲の集まるとき」を日本語訳で出版。
そんな横山さんが愛用していたパナソニックLumix GF10を今回ご寄付頂きました。
ー 自己紹介をお願いします。
横山仁美(よこやまひとみ)と言います。
学生の時からアフリカ関係で研究してまして、ずっとアフリカで開発協力の仕事をしてきたんですけど、今は雨雲出版という出版社を立ち上げて、本を出版しました。
初めてアフリカに行ったのは、1998年で私が大学生の時です。
その時は、南アフリカとボツワナに行きました。
南アフリカ出身でボツワナに亡命したベッシー・ヘッドという作家のアーカイブがボツワナに残っていて、それを調査しに行きました。
大学を出てからも、アフリカ関係の仕事がやりたくて、2005年から2年間ジンバブエの日本大使館で専門調査員という仕事をしていました。
それから日本に帰ってきて、開発協力の仕事で色々なアフリカの国に出張したりとか、さまざまなアフリカの国の仕事をしてきました。
ー ベッシー・ヘッドさんは、どうやって知ったんですか?
アフリカ研究のゼミで卒論のテーマを決めなきゃいけなくて、たまたま本を読み漁ってたらベッシー・ヘッドさんという人を見つけて。
「この人は私の書いた文章みたいな文章を書くわ!」って思ったんですよね。
そこからずっと惚れ込んで、もう30年弱経ちます。
ボツワナに現地調査で行った時に、現地でいろんな関係者の方にお会いして。
ベッシー・ヘッドさんっていう人は、1986年に亡くなってるんですけど、彼女のゆかりの場所とか人々とか。
彼女の手紙や原稿が大量に保管されているので、それを見に行きました。
開発協力の仕事をずっとやってきたんですけど、やはり学生の時からずっと研究していた「ベッシーヘッドの小説を日本語で出したい」っていう目標が、なかなか実現できてなかった。
色んな出版社を探しては断られて、ってことを繰り返していたら、もう何十年も経ってしまったんですけど、2年くらい前に開発コンサルの会社を一旦退職して、自分で出版社を立ち上げて、自分で翻訳した本で出版しました。
「雨雲の集まるとき」という本なんですが、 1968年のベッシー・ヘッドの作品を日本語で出版しました。
これを始めたのが私が大学生の頃、20歳ぐらいだったんですけど、私が今年ベッシー・ヘッドさんが亡くなった年齢と同じ年齢になってしまいまして、48歳なんですけど。
そんな記念すべき年にベッシーヘッド作品を日本語で出版するっていうことができて、すごく大事な2025年になりました。
ー このカメラを買った理由と何をこのカメラで撮ってきたか教えてください。
東京のヨドバシカメラかどこかで買ったと思うんですけど、他のカメラは検討してなかったです。
これは見た目が可愛いし、コンパクトで多機能だし、これがいいなと思って買った気がします。
色々撮ってきましたが、記憶があるのはセルビアのベオグラードに行った時に持っていきました。
旧ユーゴスラビアの国でとても歴史を感じるヨーロッパの街なんですけど、おしゃれなカフェとか、ちょっと街の様子なんかの写真を撮ったかな。
気に入ってたポイントは、簡単フィルターモードみたいなのがあって、シチュエーションによって、ちょっと雰囲気があるものを簡単に切り替えることができるので、初心者でも使いやすいのかなって思ってます。
ー なぜこのカメラを譲って頂けることになりましたか?
昔から一眼レフを使いこなす自分みたいなものに憧れがありました。
アフリカに行くようになったので、動物とかも撮れるといいなとは思ってたんですけど、なかなか使いこなすことができなくて。
実は、これが3代目ぐらいのカメラになるんですね。
でも、どうしても使いこなせないなと思って、ここ数年はクローゼットにしまいっぱなしになっていました。
そんな中、SHIFT80さんのプロジェクトの中で、キベラクションを知りまして、「これだったら、ケニアの若者たちにカメラを役立てていただけるのではないか」と。
どこかに売ってしまうよりは、私自身もずっとアフリカで仕事をしてきて、アフリカで誰かがこのカメラを使って新しく夢を切り開いてくれたらすごくいいんじゃないかなと思って、これを寄付することに決めました。
ー 最後に現地の若者へメッセージをください。
I’m hoping that this is going to be not just a great, pretty gift, but this is going to be a great, great tool to open your future. And I’m hoping that you’re going to make a great, great dream come true.
(このカメラが、ただの素敵なプレゼントではなく、あなたの未来を切り開く素晴らしい“道具”になることを願っています。そして、このカメラを通して、あなたの大きな夢が叶うことを心から願っています。)
